「不可能な家、不可能なエクステリア?!」(4)

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 予算上の問題点も関係してくるのですが、次の問題はおとぎ話のようなメルヘンの外構で本当に良いのかという問題です。使い勝手が悪かったり、2,3年後には恥ずかしくなってしまう奇抜な設計は、どうかと思います。日本の住宅や街並みと、かけ離れるのは良くないですね。間口が狭くて車の出し入れでこすりそうとか、階段が高すぎるとか、使い勝手が悪いものは絶対に御法度です。
バルセロナにある今だ建築中のサグラダファミリア大聖堂の設計士、スペインの建築家アントニ・ガウディの作品は奇抜な設計と予算が折り合わない恰好の参考になります。しかしながら、没後も設計の素晴らしさに感銘を受け、後継者たちが必死に設計者不在のまま作業を続けていますが、完成までにまだ、100年はかかると言われています。予算が尽きては建築をストップするなどを繰り返していますが、一般家庭のエクステリア工事では施主様の生活があるので、そうはいきません。いくら夢があっても、施工を始めたら終わる。会社があって、職人さんがいるので基本です。2003年はガウディ生誕150年ということで、東京でガウディ展があり、僕は足を運びました。デザインだけでなく、緻密な幾何学的な計算をしての設計には驚かされました。僕らもずばりそのままではないのですが、ガウディの要素を少しはエクステリアの設計に取り入れようかと考えています。
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言わずと知れたガウディーの傑作「サグラダ・ファミリア大聖堂」(1882~)
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町の中心部の角に立つカーサミーラは別名「ラ・ペドレーラ」(石切場)とも呼ばれています
 エクステリアはお客様の予算、長く安定して使って生活してもらえる様な使い勝手を考えた設計・プランをしているのが理想です。お客様の希望とプランナーの考えの中間点で出来上がっていくと思います。

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